源平の戦いの後、現在の岩国市美和町岸根地区に逃れた平家の落人が、自生していた栗の木に大栗の穂木を接ぎ木し、その方法を近隣の腹民に伝授したことが起源とされています。
大正2年に「全国粟品種名称調査会」に出品し、その地名から「岸根(がんね)」と命名されました。
晩生種(熟期10月中旬~下旬)で、果実は30g以上あり、和栗最大級の大きさです。貯蔵性が高く、果肉は紛質で甘くてまろやかな味が特徴です。
JAで「やまぐちブラント」のひとつに登録されたり、地域商社を通じて菓子の販売をするなど、山口県を上げてがんね栗のPRにつとめています。