皆さん、こんにちは。今日は栗の=接ぎ木=ついてのお話です。
皆さんもご存じの通り日本ではいろいろな栗の種類がありますよね。弊園で育てています「がんね」も栗の種類の1つです。
私は1年間JA山口県営農塾(栗コース)で勉強しましたがその中に接ぎ木の実習もありました。写真は私が冬に接ぎ木したものになります。接ぎ木は栗の実から育てた苗にがんね栗の穂を接ぐんですがうまく接ぐには練習が必要になります。私はそれまで落ちたがんね栗の実に芽を出させ育てればがんね栗が実が出来るとばかり思っていました。が、それがそうではないんですね。先祖帰りというらしいのですが昔の小さい栗の実になってしまうみたいです。これには正直、目からうろこでした。実は皆さんもそう思っていませんでしたか?栗だけではなく果樹といわれるものはすべて接ぎ木と聞いてまたビックリでした。皆さんが口にしているいろいろなおいしい果実は古から人々が大事に大事に接ぎ木でつないできたものなのです。
秋になりおいしい果樹の実が多く食べられることが出来ますがほんの少し古(いにしえ)の人々に思いを馳せて食べてみては如何でしょうか。