栗知識 No.3

皆さん、こんにちは。

大寒(1月20日)は過ぎましたがまだまだ寒い日が続いていますが如何お過ごしでしょうか。ここ美和町は毎日の最低気温がマイナスで朝起きると大霜で地面ががちがちです。

さて今回は栗の=剪定=ついてお話したいとおもいます。

栗の木はその特性として枝は上に上に根は下に下に伸びていきますので、定期的に剪定作業を行い背丈の調整する必要があります。剪定しないと10メートルを超え、大ごとになります。50年前に私の祖父が植えた栗の木は、まさにその大ごとになっています。剪定を行う時期は木の活動が止まっている冬場に行うことになります。彼らが冬眠しているすきに、チョキチョキ切っちゃうんですね。(かわいそうですが)

剪定を行う理由は、上の枝が高く伸びていくと、当然、下の枝の葉に太陽が当たりませんので、発育が悪くなります。光合成が十分でないと良い栗が育たないんですね。

いや~、太陽ってすごいです。光合成なんて言葉は、はるかかなた小学校の理科で聞いて以来ですが、学校の勉強もたまには役に立つんですね。

さて、剪定をする際に必要な道具ですが「剪定ばさみ・のこぎり・チェーンソー・脚立など」です。高い枝は脚立に上って行いますので注意が必要です。ご年配の方はくれぐれもお気を付けください。剪定に関してはちょっとしたセンスみないなものも必要かもしれないですね。

私はJA山口県営農塾(栗コース)で勉強しており、今回は剪定のアフターフォロー2年目実習を行いました。栗の剪定士資格を取得して2年間はフォローアップ実習に参加しなければなりません。確かに昨年1年目よりもコツがわかりうまくなったような気がします。多分、来年はもっとうまくなっているかも?(写真は実習での風景)

<剪定実習で筆者が実際におこなった剪定の木>

今回の実習栗園はJAさんでご用意頂いた栗園で思う存分り枝を切りまくりましたが自分の栗の木だと枝を切るのに手が震えるかもしれませんね。

品質の良い栗を育てるためには冬の寒い中、がんばって選定作業をしないといけないと思います。でも秋になり自分の剪定した栗の木に立派な栗の実がたわわに実るのを見るのは感無量でしょうね。

今回もJA山口県 岩国営農センターの講師の方にご指導頂きありがとうございました。